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2007年7月12日 (木)

今週は…

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またまた帯です。
帯表、帯裏あわせて月曜から今日までで54本。ちょっと異常です。
同じようなものを繰り返し作ってますが、それだけなくなってるってことなんでありがたいことです。
写真のは型を3枚置くだけの幾何学風の柄です。
これもセット企画の帯。
最近ローン会社がローンを通さないとか限度額がかなり低くなってるとかでこういったものしか売れなくなってるみたい…
だいたい上代が高すぎますが、高価な着物を欲しくても買えないって状況です。メーカーは手を掛けて物作りをしても、それを欲しいと方がいても売れない、買えないって感じになります。手間を省き安価で提供できるものに走る、正直よい方向には向かってません。レベルの高い物を作らなくなれば技術は衰退するばかりです。
もちろんセンスも必要ですが、高い技術とセンスあっての物作りだと思うので…

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コメント

確かに…。
それともうひとつは「買う側」にも問題が全くなかったわけじゃありません。
着物離れしてしまって、普段着が洋服になってしまって、ついでに着物の知識も、着物離れが着物そのものにどういう影響を与えるかも、何も予測していませんでした。
着物以外でも、たとえば私のふるさとの町でも近くに大きなスーパーができたとき、昔からのお店がみんな閉店してしまいました。古いお店よりも、新しいスーパーにみんな走ったからです。確かに安いということは、暮らしを支える奥さんたちにとってありがたいことです。その気持ちもわからないでもありませんが、結局それで「街」の姿がかわってしまいました。ダレだけが悪いということではありませんが、危機的状況になったとき、誰が何を考えるか、そこでみんな間違えた気がします。着物は「技」という消えたら戻らないものが伴うだけに、私は今からでもみんな考えてほしいと思うんですけどね。

投稿: とんぼ | 2007年7月14日 (土) 12時39分

そうなんです。
誰が悪いわけでもないんです。
しかし「買い手が悪い」と言ってしまえば、「ミートホープ」の馬鹿社長みたいになってしまいます。誰もが安い物に走ります。これは仕方がないこと。安くで提供できるように企業や小売屋が努力すればよいこと、と買い手はこう考えるのが当たり前です。
昔のように近所付き合いがあって、小さな店舗の大将などと顔なじみにでもなっていれば別でしょうが、やはりお金が絡むとシビアにならざるを得ないでしょう。
私もやはりわざわざ高いところで買い物はしませんし、定価で物を買い続けるほど所得もありません。
時代の流れには逆らえません。
それと、「技術の衰退」なんて誰も気付いてないですし・・・
地球温暖化も同じでしょう。
何十年って長い期間で見なければ変化がわからないんです。今、それが少し数値になって現れてきましたが、それでも自分に何かできることをしようって人はまだまだ少ない気がします。
この型染めの業界も、実は昔から代々の技術者の名簿があるようなんです。
どこか忘れましたが、30~40年前くらいから、その名簿に名前が刻まれる方が現れていないということです。
すでにそれだけ技術は衰退してると言っていいでしょう。
実際現場で仕事している私も、どのような技術が衰退してるかなんてわかりません。
もう「師」と呼べる人なんていないんです。
技術を残す為にメーカーをバックアップなんて企業はありません。
なくなるものであれば今のうちに売ってしまえ!ですから・・。
絞り屋の息子が言ってました。
総絞りの疋田鹿の子なんてもう作ってるところないんちゃう?って。
手間がかかるのにあんな安い仕事できないって。
生地の幅にどれだけ疋田があるかで価値が決まるそうですが、本当に細かい作業をできる人なんてもういないんでは?って。
手描きや型染めより、まず絞りがなくなるかもしれません。

投稿: くるりん。 | 2007年7月14日 (土) 23時28分

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