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2007年7月 2日 (月)

いい物って何?

先月から組合にやかましく言われていた誂えの小紋と帯。
提出したら「色が悪い」だの「柄が軽い」だの言われて帰ってきた。と社長からの報告。
柄を決めたのは専務。配色したのは俺。
正直かなり頭にきました(怒)
配色、私はそんなに悪いとは思っていませんでした。
現在、新柄の配色は殆ど私がしていて、飛ぶように売れていくものもあります。
事実、最近更新できてないのは同じ物を繰り返し作っているからで、他の新しいことが出来ない状況にあるからです。この後も、在庫がなくなったので、つい最近作ったものを作らなければなりません。
誂えなんぞに頼らずとも我が社は食べていけます。
むしろ大して受注もないのに、1反や1本の為に時間を割くことに不具合すらでる状況です。他社は誂えが中心のところもあるので、そのシステム自体に文句を言うつもりはないですが、他社と同様のことを求められても困ります。
根っからの職人の集まりである組合。
いい物=手のかかるもの だと思っているのでしょう。
しかし、それをどれだけのお客様が理解しているのでしょうか??
技術力を理解できる方なんてそんなにはおりません。
柄の風合い、色合い、雰囲気、そして値段。その後に技術力だと思っています。
ン百万もする着物がそう簡単に売れるとは思いません。
手がかかればそれなりの値段になってきます。
もし私が個人で経営をしていたらそんな物は作りません。
作っても客寄せの飾り程度でしょう。
上代300万なら、下代は30万~50万の間だと思います。
1ヶ月で1本のペースで売ることなんて不可能では?でもそのペースで売れないと生活できないのでは??
そもそもこの業界は叩かれていて、そんな高額なローンを通してくれるローン会社なんてもうないでしょう。
人によって「いい物」の捉え方は様々です。
確かに手のかかる豪勢で高価なものは「いい物」ですし、圧倒的な存在感があります。
これは軽いものにはなかなかない事も確かです。
しかし、軽くても色や柄の良い物はいくらでもあるし、手のかかっていない=いい物ではない。みたいな考え方は許せません。
軽いものにして、染め代を1番底値にしよう。ってのが最初の話でした。
我々も楽だし、気に入ったお客様も安価で購入できるのでは??
って思ってました。そんな柄を本に載せる、載せないは組合の判断ですが、何も言わず載せれないって言えばそれはそれで「はい、そうですか」で終わった話。
うだうだケチつけて、一体何様ですか?って感じです。
今、その小紋と帯を染めています。モデルに着てもらうためのものです。
いくらで出すかは私にはわかりませんが、組合の言うとおり、当初より、手間を増やしました。
底値で出せるレベルではないと思っていますがこれを決めるのは経営者の役目。
一体どうするのかな?って思っています。まとめて受注があるならいいけど、単発だったらいらないと、私の目線からはそう思っています。

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