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2007年3月 3日 (土)

手染めって?

一体どこまでが手染めで、どこからが機械と言われるんでしょうか・・・
友禅染と言っても技法は多種多様です。
私がしているのは型紙での友禅染。手描きや絞り染めでのよさをもっと簡単に出せるように、大量に生産できるように、と生み出された技法です。そして手描きや絞りでは表現しきれないものも作れるようになりました。手描き友禅や絞りは一つ一つ手作業で、型染めも手作業での仕事です。一方、印刷機などに見られるローラーでの染めは機械染めで捺染と呼んでいます。捺染とは染める作業そのものなんで型紙を使っても手描きでも捺染なんですけどね・・・
しかし、型染めとローラーでの染めの間にスクリーン捺染と呼ばれるものがあります。
そしてその原型ともいえる、板場でのゲージと呼ばれるものを使っての染め。
ここらは一体どちらなんでしょう???
ゲージと呼ばれるものは大きなコマベラでスクリーン型を置き一発描きって感じです。
コマムラも出ないんで綺麗に染め上がりますが、味という点ではイマイチかもしれません。
スクリーンでの染めもゲージで一発描きです。ガシャンって感じで描いたら型を滑らし次々と描いていきます。板場では板に型を固定させて描いていくようです。
これらは枠型と呼ばれる物を使いますが、枠の厚みが違うだけで型に関しては型紙友禅でも同じようなものを使っています。また、ピースと呼ばれるスプレーガンを使い、刷りものを染める工場もあるようです。引き染めにも最近は使われていますが、こちらも刷毛で刷るよりかは綺麗に出来ますが味という点では物足りません。クレームが来にくいような流れになっているんだと思いますが、それらの染めは安く叩かれたり、好まれないことがあるようです。使う道具が違っても手で作ってることには変わりないと考えるべきなのか、昔ながらの技法のみが手染めと言われるのか、無理に線を引くことはないんでしょうがちょっと気になりました。
そんなこと言ってしまったら西陣織りなんか、すごい近代的になってるし手織りとかってどうなんかなって思いますし、生地にしても手織りから、海外で安く大量に作られているものまでたくさんありますし、きっとキリがないんでしょうけど、海外(アジア)で手織りで作られている生地と国内で機械で作られている生地での差とかっていったいなんなんでしょうね・・・

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